おはねこ!
- Poppin' Hoppin' Lovin' - なにわ男子
- コトバ・ブーケ - リングマリィ (茜屋日海夏, 徳井青空)
- ステラ・ビート - 中島由貴
- オレンジサイダー - LiSA
- plan - 早見沙織
Poppin' Hoppin' Lovin' - なにわ男子
作詞・作曲:youth case 編曲:佐々木博史
収録:『POPMALL』(2023)
(配信なし)
ジャニーズ事務所のアイドルグループ『なにわ男子』の楽曲です。
Aメロ、ピアノバッキングがあるファンクってすごく直球でSMAPサウンドなのですが、ピアノがリリースカットされてるあたりに今っぽさを感じています。
ボーカルの響き方やサウンドの軽やかさにも若さ・今っぽさがあって、リスペクトを感じつつも『なにわ男子』の楽曲になってるな~と思っています。
ワウギター だ~いすき
作曲のyouth caseさん(ユニット)は、
嵐「Love so sweet」「5×10」「ふるさと」
乃木坂46「I see…」「君に叱られた」大橋彩香「Lovely Days」
などを手掛けられています。
コトバ・ブーケ - リングマリィ (茜屋日海夏, 徳井青空)
作詞:児玉雨子 作曲:michitomo 編曲:michitomo, ENIXES
収録:『キラッとプリ☆チャン♪ソングコレクション ~from OCEAN MERMAID~』(2020)
『キラッとプリ☆チャン♪ミュージックコレクション Season. 3』(2022)
(サブスクあり)
『キラッとプリ☆チャン♪』の楽曲です。
2step、ありがとう…………。
この2stepのビート(よろめくような、不規則っぽいキックのビートのことです(概要))、めちゃくちゃ踊れて、めちゃくちゃ多幸感があるんですよね。
この多幸感が「祝福」に繋がるようですごく好きです。
1サビ
「ほら たとえば"おめでとう"? それとも"ありがとう"?
両手集めて コトバ・ブーケ
たくさん"おめでとう"! やっぱり"ありがとう"!
思い束ねて コトバ・ブーケ」
のフレージングの綺麗さ、美しくて……。
間奏・アウトロ、打ち込み主体で来てたところに入るアコギソロが本当に良い味を出していて…………。
あと、イントロのみで鳴ってるチェンバロがめちゃくちゃ好きです。バロック音楽みたいで……。
やっぱ祝福の音楽なんですよね…………。教会っぽいというか結婚式なのですが…………。
【告知】本日キラッとプリ☆チャンで発表されましたリングマリィの新曲「コトバ・ブーケ」作曲・音楽Pしております。
— 世界のミチトモ/michitomo 🗺🛣🤝🏻 (@michitomo) 2020年9月6日
作詞が児玉雨子さん、編曲が私と弊社ENIXES、ギターを弊社の佐々木侑太が演奏しております。
「2step×アニメ」如何だったでしょうか?
よろしくお願いいたします! #prichan #2step https://t.co/0m4G1RWNti
2step×アニメ、ありがとう…………………。
ステラ・ビート - 中島由貴
収録:『A NEW DAY』(2023)
(サブスクあり)
声優の中島由貴さんによる楽曲です。
キラキラしたサウンドを星の海に見立てた歌詞がめちゃくちゃ好きでした。
1B
「ビーズの銀河 縫うように漕ぐオールで」、すごすぎ……。
「切り傷のように一瞬 追い越してゆく 流れ星は北東」
↑これ本当にすごいフレーズじゃないですか??流れ星を切り傷に繋げてくる視覚的なイメージ、「切り傷のように」で間接的に痛みのイメージに繋げてくるのも本当にめちゃくちゃにすごくて…………。(それでいて痛々しく響かないのがすごい)
こうしたサウンドをスーッと走っていくように歌っていく中島由貴さんの歌声もめちゃいいな~と感じています。
この歌声に、2B「ガラスの羅針盤を握る」を当ててくるセンス、やっぱマジですごくて…………。
Dメロで「響(どよ)もす」(意:声や音を響かせる)って単語が出てくるのビックリしました。歌詞で初めて見た言葉……。
オレンジサイダー - LiSA
作詞:LiSA 作曲:高橋浩一郎 編曲:akkin
収録:『Rally Go Round』(2015)
(サブスクあり)
歌手・アニソンシンガーのLiSAさんによる楽曲です。
ギターとストリングスによる、暖色系のアレンジで歌われる夏祭りの日、めちゃくちゃ良くて…………。
1サビ「大胆に染まったハートはオレンジサイダーテイスト」、詞のフレーズもめちゃいいのですが、
「だ/い/た/ん/にー」って一音ずつ分け、「そ/まっ/たハー/トは」ってもたれさせて、
「オ/レン/ジサイ/ダー/テイスト」でガッと行くリズム、躍動がありつつも一歩踏み出せない感じがすごく合ってめちゃくちゃ好きです。
その後の「弾け飛んでった」の「飛ん/でっ/た」みたいな軽快なリズム感が、逆説的な踏み出せなさを出してるんですよね…………。
1番-2番間奏のストリングスの厚さ、じわっとした暑さを思い出すようだなと感じています。
plan - 早見沙織
作詞・作曲・編曲:in the blue shirt
収録:『plan』(2023) (※配信のみ)
(サブスクあり)
声優の早見沙織さんによる楽曲です。
有村崚さんによるソロプロジェクト『in the blue shirt』による提供です。
配信アニメ『トニカクカワイイ 女子高編』OP曲です。
柔らかくも時々硬質のサウンド、丁寧だけど意思がある感覚があってすごく好きです。
頭サビ・1サビ
「だんだん君(ii)に 近づいてく
計算通りにいかないfeeling(ii)
全然なにも 知らないでしょ
想像よりも 近づく距離(oi)」
で、「i」の音で脚韻が揃っています。
1B
「青春の光(iai) 気づけばそばに(oai)
君(ii)に伝えたい言葉が(ooaa)
いつだって夢に(i) 会いたいなすぐに(i)」
欲しくてもなくなっちゃうような(oua)」
でも「i」の脚韻があるのですが、「a」の脚韻も存在しています。
「a」の音って解放的で、広がっていくような強い響きを持っているのですが、
1Bでは
「光に気付く→君に伝えたい言葉が」
「夢で逢った君に会いたい→欲しくてもなくなってしまう」
っていう、感情の内向き→外向きへの変化が「a」の脚韻で表現されているように思えます。
それを踏まえて、ラスサビの歌詞を見てみると、
ラスサビ
「だんだん君(ii)に 近づいてく
計算なんて 超えてくから(aa)
全然なにも 知らないでしょ
想像よりも カワイイ君(ii)」
となっていて、頭サビ・1サビだと「feeling(ii)」だった箇所が「越えてくから(aa)」に変化してることで、「から(aa)」の強い解放の響きがすごく映えて聞こえるんですよね。
そこから、「カワイイ君(ii)」の、今まで何度も出てきていた「君」に収束することで、 『「a」の音の行きつく先』が『君』であることが強調されてるの、本当に美しくて……………………。
(ここの「カワイイ」、タイアップ『トニカクカワイイ』意識っぽいですね)
こうして展開された詞が、最後のセクション(ラスBメロ)で、
「青春の光(iai) 毎日が奇跡(iei)
この胸が導くところへ
運命の続き(i) 冒険の果てに(i)
時が止まって欲しいと願うほどの」
と、「i」脚韻しつつ、最後に今まで決まっていたリズムを崩したメロディフレーズで歌が終わるの、恋の進展を匂わせつつ…って感じでマジで良いんですよね。すごすぎ……。
や、この後のサックスソロかわいくて本当に好きで…………。
終わりだよ~