おはねこ!
- Smiling Platter! - Café Parade (狩野翔, 天崎滉平, 古川慎, 児玉卓也, 小林大紀)
- SPACY PARADISE - Jupiter (寺島拓篤, 松岡禎丞, 神原大地)
- GYOZA - 井口裕香
- また明日 - てれび戦士
- ないものねだり - 橋本奈々未 (乃木坂46)
Smiling Platter! - Café Parade (狩野翔, 天崎滉平, 古川慎, 児玉卓也, 小林大紀)
作詞:松井洋平 作曲・編曲:三好啓太
収録:『THE IDOLM@STER SideM 49 ELEMENTS -08 Café Parade』(2023)
(サブスクあり)
『アイドルマスターSideM』の楽曲です。
ハッピーオシャレジャズ、本当に嬉しくて…………。
裏打ちドラムにピアノとボーカルが踊る楽曲、マジでカフェパレで……。
2A
「プレートの上に描いた 名前や日付はいつも
教えてくれるんだ 大切なことを
なんでもない日なんてないんだって
今日を特別と思える きっかけをくれる」
↑本当に温かい歌詞……。
歌詞の内容はフラッシュモブのワンシーンを切り取ったような内容なのですが、5人の歌声のどれもが、祝福の声色をしているのがめちゃくちゃに素敵だな~と感じています。
ボーカルが5人いることによる多幸感もめちゃあって、カフェパレにこういう楽曲が用意されたことがめちゃくちゃ嬉しいな~~と感じています。
2サビで「そうさカフェも人生のCrossroads」って歌詞が出てくるところが好きです。幸せを届ける職業……。
SPACY PARADISE - Jupiter (寺島拓篤, 松岡禎丞, 神原大地)
収録:『THE IDOLM@STER SideM 49 ELEMENTS -05 Jupiter』
(サブスクあり)
『アイドルマスターSideM』の楽曲です。
銀河系ファンクに、感謝……………………。
ある種で王道なアイドルソングをしっっっっかりと歌ってくれること、嬉しすぎ…。
Jupiter、SideMで一番長くやってるユニットながらも
1A「期待は軽く超えるさ 絶対!」
が歌えるユニットであるところにキラメキを感じています。
GYOZA - 井口裕香
作詞・作曲・編曲:佐伯youthK
収録:『キミがキミでキミなんだよ』(2023)
(サブスクあり)
声優の井口裕香さんによる楽曲です。
餃子ファンクってあるんだ……。
井口裕香さん、餃子がめちゃ好きらしいです。
1A「ギョッとして ザーっと降り始める」
2B'「星に願いをかけたら 君に今すぐ会えるの 教えてよGYO座」
D「飛べちゃいそうな羽根だって 心にパリッと生えちゃいそう」
みたいな『餃子の曲』でしかできない言葉遊びがめちゃ面白かったです。
『餃子の曲』ってあるんだ……。
そうした言葉遊びも交えつつ、軽快なサウンドでひたすら餃子への愛を歌う曲、めちゃくちゃポップで超良くて、聴いてるうちに餃子が食べたくなってきています。
この文章を書いてる間にも餃子が食べたくなってきました、さっき食べたのですが……。
また明日 - てれび戦士
作詞・作曲・編曲:n-buna
収録:『ハローハロー / また明日』(2021)
(サブスクあり)
Eテレの番組『天才てれびくんhello,』出演者・ユニットのてれび戦士(2021)が歌唱している楽曲です。
ボーカルは基本ユニゾン+少しハモ、という構成なのですが、そうしたボーカルがめちゃくちゃ良く作用してるように思えました。
サウンドは、音数が少ないながらも、哀愁とエネルギーの両方を感じられるものになっています。
そうした音に小学生~中学生のメンバーによるユニゾンが乗ることで、こういうボーカルじゃないと出ない雰囲気が生まれているのが、音楽的にめちゃくちゃ良いな~…と感じています。
サビ頭「夕焼け小焼け」ってメロの、下から上がって最後少し下がる、熱と寂しさの同居したラインのことをめちゃくちゃ綺麗に思ってます。
ないものねだり - 橋本奈々未 (乃木坂46)
作詞:秋元康 作曲:丸谷マナブ 編曲:丸谷マナブ, 福田貴史
収録:『サヨナラの意味 [通常盤]』(2016)
(サブスクあり)
アイドルグループ『乃木坂46』メンバー(当時)の、橋本奈々未さんによる楽曲です。
収録シングル『サヨナラの意味』(このシングルで卒業する橋本奈々未さんがセンターを担当)と共に、卒業に合わせた楽曲になっています。
楽曲のセクション構成は、ヴァースとコーラスを繰り返すブルース的なもので、
1A→1A'→1B→1A''→[間奏]→2B→2A
となっています。
1B「ないものねだり したーくーー↑なーー↑ ぁ↓ いーーー…。」
と、なだれ込むように次のセクションに入って、
1A''「このまま 眠くなれば
いつの間にか 部屋の灯り点けっ↑ぱなしでぇ…↓ 夢の中へ
微睡(まどろ)める自由があればいい」
と歌われるのですが、「点けっぱなしでぇ…」の、もたれるような、崩れこむような歌い方が本当にすごいです。
聞いていて、詞の主人公が部屋で疲れてそのままズルズル…って倒れちゃう様が浮かんでくるみたいで、素晴らしかったです。
ここ以外にも、全体的にタメて歌う歌い方が本当にすごくて、歌を支配する主線であるボーカルの素晴らしさを感じさせるとともに、そうしたボーカル1名でしかできない歌い方が、この曲が独唱であることを強めて提示しているようにも思えます。
『乃木坂46』はアイドル"グループ"なのですが、そこからの卒業に際して用意された「ないものねだり」がこうした楽曲になっていること、橋本奈々未さんがこの楽曲を自分の楽曲として歌われたことに意味合いを感じています。
終わりだよ~