ねこおきば

なにかをかきます

最近聴いている曲2020年8月の部 その2

おはねこ!

最近午前2時とかに近所のセミが鳴きだしたりして地味にうるさいです。

 

Groovin' Magic - ROUND TABLE Feat. Nino

作詞・作曲:伊藤利恵子 編曲:ROUND TABLE, 桜井康史, 宮川弾

収録:『Groovin' Magic』(2005)『Nino』(2006)

トップをねらえ2! ORIGINAL SOUNDTRACK』(2006)

SINGLES BEST 2002-2012 MEMORIES Feat. Nino』(2012)

Groovin' Magic

Groovin' Magic

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(AppleMusicあり)

北川勝利さんと伊藤利恵子さん、ゲストボーカルのNinoさんによる音楽ユニット『ROUND TABLE Feat. Nino』の楽曲です。

OVAトップをねらえ2!』OP曲です。

8月19日にフライングドッグのたくさんの楽曲がサブスク解禁された際に、この楽曲もサブスク解禁されたこともあり最近よく聴いています。

「Groovin' Magic」いい曲すぎる…………。

じれったい恋愛をかわいく歌う楽曲にカッティングギターとワウギター入ってグルーヴィーに仕上がってるのめちゃ良い

あとドラムもチャカポコしてるんですよね サウンドが聴き手と近めですよね 良い……。

「きつく結んだ靴紐が 胸をキュンとさせる」

↑この歌詞すごくないですか??

「靴紐がきつく結ばれている」ことで男性性を意識させるの本当にオシャレすぎる……。

1A「近づいて気を引き↑ たいの」

1サビ「ソーダぁ 水にぃ とけるぅ」

みたいな歌い方のニュアンスもめちゃ良いんですよね……。

最初から入ってるスキャットもリズム作りつつかわいいです。

渋谷系の流れにあるキュートでノリの良いサウンドが歌詞とハマっている素敵な楽曲です!!

 

サマージャム ’95 - スチャダラパー

作詞・作曲・編曲:スチャダラパー

収録:『5th WHEEL 2 the COACH』(1995)『サマージャム ’95』(1995)

東芝クラシックス95-97』(1998)『THE BEST OF スチャダラパー1990~2010』(2010)

サマージャム ’95

サマージャム ’95

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(AppleMusicより)

ヒップホップグループ『スチャダラパー』の楽曲です。

「夏本番 海か? 山か? プールか? いや まずは本屋」

ローファイなトラックにジワりとした夏のリリックが、ゆったりとした、ジメっとした雰囲気を醸し出しています。

やりたいことはあるけどやる気もできる気もしないな~って詞がうだるような夏!!って感じですきです。だるいんすよねマジ。

でも「夏用のテープとかはしっかり作るのよ」みたいなとこ、すきなんですよね。

ここ最近めちゃ暑いのですが、この楽曲を聴くとまあやれることやっとくか~って気持ちになります。

 

常夏リターン - lyrical school

作詞:Bose (スチャダラパー), かせきさいだぁ 作曲:SHINCO (スチャダラパー) 編曲:SHINCO (スチャダラパー)

収録:『WORLD’S END』(2018)

PLAYBACK SUMMER』(2020) (※配信のみ)『PLAYBACK SUMMER ver.1.1』(2020) (※配信のみ)

常夏リターン

常夏リターン

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(AppleMusicより)


lyrical school「常夏(ナッツ)リターン」

ヒップホップ・アイドルグループ、『lyrical school』の楽曲です。

楽曲提供にヒップホップグループ『スチャダラパー』、ヒップホップアーティスト『かせきさいだぁ』が参加しています。

「常夏リターン」の読みは「常夏(ナッツ)リターン」で、2014年に起きた大韓航空のナッツを発端とした運航遅延事件が元ネタっぽいですね。そんなのあったね……。

歌い出しから「男子たちとかく つーいつい流されちまう」と歌われるのですが、これはさっき言及したスチャダラパーサマージャム'95」からの引用ですね。

開幕からそういうサンプリングがあったりして、ちょっと意識が過去のほうに向かってしまうのですが、それとは別に

「どっちから見ても打ち上げ花火」

(『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』からの引用)、

「「サマーウォーズ」からの「時かけ」流れで「トトロ」見たら泣けちゃって」

といったアニメ観てるリリックはかなり"現代っ子"っぽいんですよね。

「フレッシュもぎたて真夏の果実」「夏の扉は閉じっぱなし」「あー夏休み 思い出は」「7月中に夏をあきらめて」といった、日本の夏の名曲をサンプリングしたフレーズも登場するのですが、そういった『過去の夏』をあえて引用することで、アイドルグループ『lyrical school』という「若い子」が過ごす『今の夏』が際立って表現されているように感じます。

また、曲の最後付近で「ソフトクリームのような入道雲」「「じゃ夏なんで」的な展開」「背筋を伸ばした向日葵」という、かせきさいだぁ「じゃっ夏なんで」を引用したリリックが続くパートがあります。

じゃっ夏なんで

じゃっ夏なんで

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かせきさいだぁ「じゃっ夏なんで」は、「どこか大人びた君と」「僕でさえ初めてみる君の浴衣姿」「その口元すっと引かれた紅の熱に浮かされた僕が」という詞があり、ざっくり言うと『男の子側から見た女の子が綺麗になっていた』といった内容になっています。

そういった詞で作られている「じゃっ夏なんで」を曲の最後に引用してくる構成、直接は言及しないものの、lyrical school「常夏リターン」の詞の主体である女の子が綺麗になりつつあることを匂わせてくるの、すごい…………。

そうして曲の最後にはフェードアウトしながら

「永遠に続く夏休み 遠く蜃気楼ゆらめく夏少女」

というフレーズを入れてくる「常夏リターン」、夏の情景、またそれを反芻しているときの気持ちすら入れ込まれているような楽曲でした。

 

SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆ - クマリデパート

作詞・作曲:サクライケンタ 編曲:ARM(IOSYS)

収録:『SUN百6じゅ~GO! 日ッチ☆』(2020)

SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆

SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆

  • クマリデパート
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

(AppleMusicより)


クマリデパート / SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆ / MUSIC VIDEO

アイドルグループ『クマリデパート』の楽曲です。

新メンバー山乃メイさん、七瀬マナさんの2人が加入したのち初めての楽曲です。

作詞作曲編曲は既存曲「二十四時間四六時中」と同じ方々になっています。

この曲は……サクライケンタ!!!!!!!!!!!!

いや聴いたらサクライケンタさんの楽曲だし編曲観たらあ~ARMさんっぽいな~となりますし、この楽曲制作陣で聴きたいような楽曲にちゃんと仕上がってるんですが、そこに『夏曲』の要素も突っ込んで『夏曲』にもなってるとこすごい……。「365日」なので年中の曲なのかもですけど。

2サビ・ラスサビの「心おどるシステム~(てむてむてむ!)」がすごい。

「てむてむてむ!」ってすごくないですか? そんなフレーズある? 最初聴いたときビックリしちゃった……。1サビの「ぜいぜいぜい!」も異常ですけど……。

Dメロで急に夏ぶるとこすき。急に夏ぶってるので。

ヨシ!

 

躍動 - 坂本真綾

作詞:坂本真綾 作曲:古閑翔平 編曲・演奏:ユアネス ストリングス編曲:河野 伸

収録:『躍動』(2020) (※配信のみ)

躍動

躍動

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(AppleMusicより)

声優の坂本真綾さんの楽曲です。

アプリゲーム『Fate/Grand Order』第2部後期主題歌です。

疾走感と緊張感の同居するバンドサウンドに、坂本真綾さんの鋭さと包容力を併せ持った歌声が綺麗に合わさっています。

1A「ちょうどこんな月の夜 刻を告げる鐘の音を聞いた」

がすごく美しいのですが、2Aではメロを変えて

「絶対的な正義とか揺るぎない掟を 運命とみんなが呼ぶ偶然の連なりを」

と歌ってくるの、同じ出来事の二面性っぽくてすきです。

Dメロのギターソロが、2音めまで1番-2番間のギターソロと同じなのすきです。

デレテンッ↑ で裏切られる感じがすごく良いです。

楽曲の構成がFGO本編ストーリーと絡み合っているようで、見事ですね……。

坂本真綾さんのFGO楽曲、「色彩」「逆光」(と「空白(アーケード版)」と「独白(劇場版予定)」)ときてハードルが本当に高かったと思いますが、そのハードルを飛び越えていくようなすごい楽曲でした。


終わりだよ~

みなさん、映画『再生産総集編「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」』、観ました????????

cinema.revuestarlight.com


【予告編 第2弾】少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

映画『ロンド・ロンド・ロンド』は、テレビアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のいわゆる総集編映画なのですが、【再生産総集編】と銘打たれているように新カット・新演出・新展開などが多く加わった作品となっています。

いやネタバレしたくないんであんまり内容に言及したくないんですけど、アニメ全話観てるのに面白く感じる総集編映画初めてでした……。

というか新しい演出とかガンガン入ってて"ただの総集編"では全然なかったです。

むしろアニメ全部観てたよ~って人ほど演出の違い、演出意図の違いで楽しめるとこあるんじゃないかな~と思うほど、凝って作られていることがわかる作品でした。

↑これは情報量にめちゃくちゃ疲れたぼく

いやすごいですよロロロ。アニメ本編中の要素を回収できるだけ回収して新演出入れて一つの作品として面白いもの仕上げてきてるのマジですごいので観るべきですよ。

『レヴュースタァライト』はメインキャラクターの舞台少女1人1人ちゃんとキャラ立って、どのキャラも魅力に溢れた作品だったのですが、総集編でも新たな演出などでしっかりと個々のキャラや関係性にスポットが当てられていてめちゃ良かったです。

じゅんななな絶叫部、集合!!!!!!!!!!!!!!!

(映画館では静かにしたほうがいいですよ)

(恋の魔球絶叫部、集合!!!!!!!!!!!!!!!)

初見で観てもちゃんと分かる(と思う)ので今から直で映画館行っても大丈夫ですよ!!!!!!

上映館も少しずつ増えてる? みたいですし、TVアニメ『レヴュースタァライト』を観た人も、そうでない人も『ロンド・ロンド・ロンド』、観てほしいです……!

てかこれ観て舞台版も観たくなってきて困っています、円盤買おうかな……??