おはねこ!
なんとか間に合いました。
ギリギリでいつも生きているので……。
ペトリコール - 斉藤壮馬
作詞・作曲:斉藤壮馬 編曲:Saku
Bass:越智俊介 (CRCK/LCKS) Sax:藤田淳之介(TRI4TH)
Piano:渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz) Other:Saku
収録:『ペトリコール』(2020) (※配信のみ)
声優の斉藤壮馬さんの楽曲です。
まず最初のイントロで流れる雨音の質が良くてビックリしました。
楽曲タイトルの「ペトリコール」とは、雨が降った時に地面から上がってくる匂いを指す言葉だそうです(Wikipedia)。
音数が少なめのなか、表現力豊かなサックスのリフが楽曲に彩りを与えています。
というか斉藤壮馬さん、声質が本当にめちゃくちゃ良いのですが、その優れた声による高い表現力が、この繊細な楽曲に乗る歌声としてとても正しく思えます。
最後に子供の歌声が入ってくるのは「あめあめふれふれ」とかそうしたニュアンスなんですかね……?
楽曲を構成する総ての音が上質で、素敵な楽曲でした。
Me Against Myself - [Anthos] 影河凌駕 (濱野大輝), 灯堂理人 (伊東健人), チセ (駒田航), 如月薫 (土岐隼一), 結城眞紘 (山下誠一郎), 清瀬陽汰 (増田俊樹)
作詞・作曲:chefoba 編曲:fazerock Vocal Direction: zakbee
収録:『華Doll*1st season 〜Flowering〜4巻 「Message」 』(2020)
(AppleMusicより)
株式会社ムービックが展開する"知的興奮型"コンテンツ『華Doll*』(はなどーる)の楽曲です。
トロピカルなサウンドに不穏さが見え隠れしていますね……。
そうした不穏さを表出させているのは、インストによるものもありますが、歌唱のどことない昏さから出ているところがある気がします。
「Always I need you and thinkin' bout you baby」という同じフレーズが、異なる歌い方で何度も出てくるのも意味深です……。
ラスサビ近くで「Always I need you......」というところで切ってドロップに突入するパート、見事に飲みこまれてしまいますね。
『華doll*』は「人工的に人に華を埋め込んでアイドルを作った」という設定があり、全体的に仄暗い雰囲気が漂っているのですが、そうした作品の楽曲がこうしたサウンドを指向したことに意味合いを感じずにはいられません。
("知的興奮型"コンテンツ『華Doll*』は、楽曲、MV、ドラマパート、他公式Twitterなどの情報から、『華Doll*』についての深い考察をすることができるようになっている、そうです)
Beautiful Moonlight - QU4RTZ (相良茉優, 鬼頭明里, 指出毬亜, 田中ちえ美)
作詞:Ayaka Miyake 作曲:ygarshy 編曲:PASSiON KiNG
収録:『Sing & Smile!!』(2020)
(AppleMusicあり)
『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のユニット『QU4RTZ』(くぉーつ)の楽曲です。
え、メロウなサウンドがすごい!!!!!!
AメロBメロの地に足ついたような落ち着いた雰囲気から、サビでシンセが入ってキラキラしたサウンドになるのがドラマチックで素敵です。
サビでの連続した押韻も横ノリのグルーヴを感じますね。ワウギターもすごい……。
『きみとまた会いたい』という内容の詞のDメロで、1Aで歌った「ミルクティー」をまた持ち出すことで"思い返している"ことを強調してくるのも綺麗でした。
作曲のygarshyさんは、バンド『ヒトリエ』でベースを担当されているイガラシさんです。
本日2/12リリース
— イガラシ (@ygarshy) 2020年2月12日
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会初のユニットシングル
QU4RTZ『Sing & Smile!!』
2曲目収録の「Beautiful Moonlight」作曲しました。ベースも弾きました。沢山の人に愛される作品に携われて光栄です。#lovelive #虹ヶ咲https://t.co/cNGnZ6Y6Lx
流星ガーデン - 青山ブルーマウンテン (早見沙織)
収録:『ご注文はうさぎですか?? キャラクターソロシリーズ04』(2018)
(※AppleMusicにはないけどSpotifyにはある(なんで?))
アニメ『ご注文はうさぎですか??』キャラクターソングです。
ウオ~メロウな2step!!!!!!!!!!
広がりのある音像に、青山ブルーマウンテンさん (CV:早見沙織さん)のゆるやかに響く歌声が素敵です。
この楽曲を歌唱している青山ブルーマウンテンさんは、どこか気の抜けたキャラクターなのですが、それを由来とする、雰囲気が締まりきらないような歌詞がゆったりとした時間芸術をつくっています。
ゆったりとしつつも、オシャレに決めてくるところが良い楽曲ですね……。
Mani Mani - 東雲和音 (天音みほ)
作詞:MCTC 作曲:TAKU INOUE 編曲:TAKU INOUE
A.Sax:武嶋聡 Chorus:宮原ひとみ
収録:『Mani Mani』(2020) (※配信のみ)
(AppleMusicより)
バンダイナムコエンターテインメントが送るダンスミュージックをテーマにした音楽原作キャラクタープロジェクト『電音部』の楽曲です。
曲中の歌詞「渚のまにまに」からタイトルが取られたこの楽曲は、寄せては返す波のように押韻が繰り返されています。
「ダーリン(ai) ダーリン(ai)」「足りない(aiai)」「まにまに(aiai)」「会えない(aiai)」
ほか、すごく何度も韻を踏んでます。
特に
「ねえ もっと歪な(iiua)秘密が(iiua)欲しいの」
が素晴らしいです。
一文としての良さも、これを入れ込んでくる箇所も本当に良いです…………。
この後に入ってくる生音のサックスソロ、かっけ~~~~~~!!
セクシーなニュアンスを持ちつつもバリバリ鳴ってるサックス、やっぱカッコいいですね。
アウトロのビート、音がちょっと心音っぽいですよね。
生楽器のサックスを入れていることもあって、EDMライクでありながら、身体性を感じる楽曲でした。
いやこれ全部すごいですね、すごい……。
いっつもミラーボールとかアンドロメダとか視点が上に上に行きがちだから、今回は逆に下に下に潜ってみるか...というのがMani Maniの裏テーマ
— MCTC (@m_c_t_c) 2020年8月20日
終わりだよ~
8月も終わりですね。
ぼくは夏休みの宿題を8月25日くらいに全部終わらせるタイプでした。
計画性があるのかないのか、よくわかりませんね。