おはねこ!
9月が終わりますよ!!!!!!!
NAZO-NAZE Jumping! - AiRBLUE Wind (安齋由香里, 松田彩希, 山口愛, 鶴野有紗)
収録:『CUE! Team Single 06』(2020)
(AppleMusicあり)
アプリゲーム『CUE!』の楽曲です。
かなり畑亜貴節、田代智一節のようなものが感じられ、詞と曲の噛み合いがすごいです。
編曲の伊藤翼さんもすごく良い仕事をされていますよね、オシャレなピアノアレンジとピコピコしたシンセが同居した音作りは伊藤翼Worksの良さだよな~~という気持ちです。
1A「ココロ踊れと カラダから先に冒険者」←「カラダから先に冒険者」ってフレーズすごくないですか??
畑亜貴さんやっぱりこういうフレーズ出てくるの強いですね……。
1B「ああ わかる わかる わかる わかるよ 納得だ!」←本当にすごい歌詞
それと、2B前半でメロが抜かれてピアノソロが入るの良いですよね
「ナゾナゼ」って歌ってる曲でこうした謎のパートを入れ込むことでちょっと冒険感出てる気がします……!
あとジャケットの衣装がかなり好きです。かわいいね……。
らき☆すた「100%?ナイナイナイ」「も、妄想マシーン」
涼宮ハルヒの憂鬱「ハレ晴レユカイ」「最強パレパレード」「雪、無音、窓辺にて。」「止マレ!」などがあります。
「NAZO-NAZE Jumping!」編曲させて戴きました!
— 伊藤 翼/Tsubasa Ito(作曲家) (@Tsubasacurry) 2019年12月27日
なんと、作詞:畑亜貴さん、作曲:田代智一さんです。
とっても可愛くやらせていただきました^_^
このお二人と自分の名前が並ぶことを10年前の自分に教えてやりたいです😭 https://t.co/tIeJGTwavL
君はMoon - 22/7
作詞:秋元康 作曲:安楽謙一, TomoLow, KIKI, Ryo Ito 編曲:TomoLow
収録:『何もしてあげられない』(2019) (全ての盤に収録)
(AppleMusicより)
デジタル声優アイドルグループ『22/7(ナナブンノニジュウニ)』の楽曲です。
宇宙・天体をモチーフにした壮大なようで卑近な恋愛の歌です。
Bメロ「大人になった僕は~まだ地球にいるよ(地球にいるよ)」ではビートを崩してゆらめくようなノリをつくり、
「夜の空見上げながら~」で2拍目の頭にビートを打ってリズム整えてそこからビルドアップして盛り上げながら
「肩を並べ語った(デデデデデデ)」→「君はMoon」
の流れが本当にめちゃくちゃ綺麗です。
ナナニジの楽曲は秋元康さんの坂道シリーズアイドルの流れにあるようなJ-POP的な楽曲が多いのですが、このBメロ→サビの展開はこうした流れにあるJ-POPでしかできないものだと思いますし、この楽曲の面白いところだと感じています。
というかAメロ終わりでシンセリフがテレレレ~♪ と期待を煽り、そこからビート崩した展開に入るのかなりタメがうまいですよね。
そうした煽りで「夢は宇宙飛行士」→「大人になった僕はまだ地球にいるよ」と真逆の展開をぶつけてくるのもうまいんですよね……。
1サビ頭「君はMoon」の「Mo」あたりで一緒に鳴っているシンバルがとても好きです。ちょっとロケットの発射音っぽいので。
2サビ頭「僕のMoon」の所ではドラムが入っていて少し聴こえづらくなっているのですが、2番が大人になった後の詞であることを考えるとわざとなのでしょうか……??
1サビ「君はMoon 僕はEarth いつの日か 恋をして」、
「き→み→は→Mo↑on↓」「ぼ→く→は→Ea↑rth↓」「い→つ→の→ひ↑か↓」「こ→い→を→し↑て↓」
という、上昇するような推進力のあるサビメロがめちゃすきです。宇宙感!!ロケット!!!!!
サビのフレーズ「君はMoon 僕はEarth いつの日か 恋をして」、生身の人間が歌うには壮大すぎるようにも思えるのですが、メンバー各人がキャラクターを背負っているデジタル声優アイドルグループ『22/7』だからこそ、宇宙をテーマにした恋愛の歌を歌いこなせたのかな~と思うところがあります。
あと2B「輝いた星座の中 きっと運命が巡って 惹かれ合い ここにいる」
が本当にすごい……。「君はMoon 僕はEarth」って天体モチーフ使ってこの「(星が・運命が)巡る」というワードを使ったフレーズをバッと出してくるの本当にすごいし壮大でロマンチックだと感じます。
コスモスサーチ - わか & るか
Strings:室屋光一郎ストリングス Bass:鹿島達彦
Guitar:堀崎 翔 Programming:帆足圭吾(MONACA)
収録:『Dream Festival』(2020)
(AppleMusicより)
アニメ・データカードダス『アイカツオンパレード!』の楽曲です。
初デート?っぽい女の子の様子を「コスモス」というワードに絡めて歌われています。
最初Aメロで「旬の花が咲いている場所」で花のコスモスかな?と思わせて後にサビで「私の宇宙で~」と宇宙の方のコスモスを引っ張ってこられて驚きます。
どっちかというと宇宙のコスモスのほうが主題っぽいのですが、頭でまず花のコスモスを提示することでカッコよすぎない、無機質すぎない「コスモス」のイメージが生まれてきている気がします。
ストリングスとピコピコしたチップチューンのバランスが本当にすごい!!!
ドキドキした繊細と隣り合わせの感情をストリングスでしっかりと表現しつつピコピコした音がかわいくて素敵です!!!!!!!!
こういったことを歌モノでしっっっかりと仕上げてこられると、帆足圭吾さんやっぱりすごいな……MONACAクオリティだな…………と思わざるをえません……。本当に音の置き方が丁寧です。
1B「ぎりぎり あせって 早めに 着いてた そういう 自分に あわてる」
「着いたら 連絡 それすら ムリもう 1秒 1秒 どきどき」
「あふれる 人混み ふわふわ 超えてる 期待と 不安が あふれる」
までずっと4音のフレーズが重ねられて作られてるのビビりますね。あわててる様子がめちゃ伝わってきます……。2Bでもドキドキしてる感じがありますね。
(あとやっぱり心象を表現するストリングスが本当にすごい!!)
サビ「もしかしてその意味においてあなたが」←すっごい遠回りする詞を置いてくるのめちゃくちゃ作詞:只野菜摘さんっぽい
1サビ「あなたが私の宇宙の真ん中なのかもしれない」と歌われていますが、
2Bで「太陽光」が示されたあと、2サビでは「照らしたいよ 心を読み取るビームで」と歌われているので、今のところ主体の女の子は自分が宇宙の中心(=太陽)としているけど、これから
「あなたが私の宇宙の真ん中なのかもしれない」→あなたに惹かれていくのかもしれない、と取れそうですね。
1Aで「どうして誘われたのかな 気まぐれなのかな 何ひとつわからないよ」とあるので初デート?っぽく、これからを提示した楽曲なのかな~と思っています。
やっぱストリングスすごいな……。
作曲・編曲の帆足圭吾さんは、ほかに
アイカツ「硝子ドール」「ヒラリ/ヒトリ/キラリ」「G線上のShining Sky」「Moonlight destiny」「ハローニューワールド」「オーロラプリンセス」「ミトレジャーノ!」「Precious」「シアワセ方程式」
WUG「スキ キライ ナイト」「レザレクション」デレマス「もりのくにから」
などを手掛けられています。
テレキャスタービーボーイ (long ver.) -すりぃ feat. 鏡音レン
収録:『パンデミック』(2020)
テレキャスタービーボーイ(long ver.) / すりぃ feat.鏡音レン
ボカロPであるすりぃさんの楽曲です。
楽曲頭からボカロ曲ながら肉声っぽい音声素材を使ったワン!ツー!スリー!フォー!というカウントが印象的です。ほかにも要所要所で肉声っぽい音声素材が差し込まれていますね。
ゴリゴリしたロックサウンドにこういう肉声っぽい音を使うことで、ボカロ曲ながらも身体性のある音楽に近づけられているような気がします。
サビの折り返しの頭ででっかいキメが入ってくるの、初めて聴いたときめちゃビックリしました……。
もともと1分の短い尺で公開された楽曲らしいので、それを踏まえると引っ掛かりを作りたかったのかな~とも思えるのですが、それはそうと豪快で気持ちの良いキメでめちゃすきです。
あとPVが観ていて楽しいのでちょくちょくYouTubeを開いて観ています。
1サビの女の子がスカートめくれないように抑えて飛ぶ動きめちゃかわいくないですか??(女性性の自認とかそういう隠喩なんですかね)
ぐっばいおぶじぇくしょん - AiRBLUE Wind (安齋由香里, 松田彩希, 山口愛, 鶴野有紗)
作詞:針原翼, セツコ 作曲:針原翼 編曲:棚橋EDDYテルアキ
収録:『CUE! Team Single 06』(2020)
(AppleMusicあり)
わお!
アプリゲーム『CUE!』の楽曲です。
イントロのピアノのバッキングから超オシャレな楽曲です。
コード進行がAメロもBメロもサビも、だいたいずっと同じです。
進行がずっと同じ、という構成はなんだかEDM的ですね。
音を加えたり抜いたり、音色で魅せたりすることでAメロ、Bメロ、サビのメリハリをつけてきているところはポップスっぽくもあり、またアニソンっぽい鮮やかさもあるな~と感じます。
いやこの楽曲は鮮やかなんですよね。セクションごとにジャンル分けするとKawaii系音楽だったりジャジーだったり色々あるんですけど、それらが一曲にうまく混ぜ込まれていることで色彩豊かなダンスミュージックに仕上がっているように思えます。
「ビビッドに流れてく毎日」……。
2Aでピアノのバッキングが消え、スラップのベースが大きく聞こえるようになるところの生々しさがすきです。
詞に、全体的になりたい自分になれない、というビターな感情があるのですが、2Aでベースが強く響くことで苦い雰囲気が醸し出されているようです。
その後の2Bで、EDM的なブンブンしたエレクトロベースがうねります。
ここでベースの音が「スラップベース」→「うねるエレクトロベース」へと変わることで、心境の変化のようなものを感じます。
アニメソング(広義)、ジャンルレスで使う音に縛りがあまりないからこういう表現が生まれることもあるんですかね……?
共作詞、作曲の針原翼さんは、「はりーP」という名義でボカロPとしても活躍されています。
終わりだよ~
みなさん「あの娘にキスと白百合を」がkindleで安いですよ!!!!!!!
今なんと半額くらいになっています!!!!!!!!!!!
『あの娘にキスと白百合を』は、缶乃先生による中高一貫の女子校を舞台としたオムニバス形式の群像劇です。
いわゆるところの百合漫画です。1巻表紙に描かれている2人を中心に、およそひと巻に1組のカップリングがフィーチャーされています。
や、『あのキス』、絵がめちゃくちゃ良いし漫画もめちゃうまいしお話もめちゃ丁寧でいいんですよね、ひと巻ほぼ丸々使って1組を描いてるのでストーリーをじっくり描きつつ綺麗に終わります。
個人的には2巻の天文部の先輩後輩の話がめちゃ好きなんですよね、読んでてオイオイと泣いてしまいました……照
ちょっと演出過剰なとこもある漫画なのですが、過剰だからこそ生まれてくるドラマチックでロマンチックな展開がとても綺麗で感情!!!!!って感じです!!!!!!
いやマジでめちゃくちゃ良いので……pixivコミックに1話試し読みあったから貼っとくので……なにとぞ…………
kindle安いぜ!!って話しといてアレなんですが、『あの娘にキスと白百合を』は物理書籍のデザイン・装丁が素敵なので物理書籍でもオススメですよ!!!!!!!
あと缶乃先生の作品だと『サイダーと泣き虫。』も良かったんですよね……。こちらもオススメです。
あと最近『缶乃短編集 無職とJK』、新連載『合格のための!やさしい三角関係入門』の単行本が出ていますよ!!!!
買ってまだ読んでないけど早めに読むぜ!!!!!!!!
みなさんも早めに読もうな!!!!!!!!!!