おはねこ!
- 桜のかくしごと - 甘神三姉妹 (上坂すみれ, 本渡楓, 若山詩音)
- 朝姫は朝だけ姫気分♡ - 甘神朝姫 (若山詩音)
- ハワイムーヴ - 田所あずさ
- アイボリー - 田所あずさ
- 家弁慶in da house - 田所あずさ
桜のかくしごと - 甘神三姉妹 (上坂すみれ, 本渡楓, 若山詩音)
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:小野寺佑輔 (Arte Refact)
収録:『君に恋を結んで』(2024)
(サブスクあり)
TVアニメ『甘神さんちの縁結び』キャラクターソングです。
Arte Refactの…音!!!
イントロつよつよギターリフ、ありがとう……。
疾走感あるバンドサウンドのキャラクターソングって本当に嬉しいですね。
キメもリフもあればあるだけいいですからね。
めっちゃArte Refactっぽいサウンドで嬉しかったです。
>本多友紀の楽曲に触れたことで音楽に目覚め、20歳から音楽制作活動を開始。
継承されている…………。
朝姫は朝だけ姫気分♡ - 甘神朝姫 (若山詩音)
作詞・作曲・編曲:清竜人
収録:『君に恋を結んで』(2024)
(サブスクあり)
TVアニメ『甘神さんちの縁結び』キャラクターソングです。
萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
萌えソング、ありがとう。
作詞・作曲・編曲:清竜人、本当に本当にありがとう。
語りパートから始まる清竜人さん提供曲、「グリズリーに襲われたら♡」「デモンストレーション」「Friends Friends Friends」「Dear☆Stageへようこそ」など結構あるんですよね。
ただ今回、この語りパート始まりの構成が『キャラクターソング』という音楽形態にめちゃくちゃ合っていて、萌え萌えなんですよね。
「だってね…♡ だってね…♡」←素晴らしい……。
3/4拍子のゆったりとした感覚がドリーミーで、マジで良くて……。
サビ頭「呆れた顔しないで♡ わがままを許して♡」
を
「呆れた顔し≪なぁ~い≫で♡」「わがままをゆ≪るぅ~し≫て♡」
と、なめらかに歌唱してるの、脳が溶けてすごいです。
萌えは細部に宿るらしいね。
サビでもう萌えで頭をぐちゃぐちゃにされるんですが、その後すぐ2Aで語りパートやるの、無法すぎるのではないでしょうか。
や、サビでホッホッホ…w みたいな気持ちになってる直後に
「はあ~あ♡ いつの間にか もう朝になっていて♡
貴方の声が聞こえてくる♡ 眠れない夜も夢の中でも♡
いつも貴方がここにいたから♡
少しだけ顔を見るのが照れくさいの♡」
が始まるのマジで大暴れすぎる。「はあ~あ♡」からずっと破壊すぎる。
ちなみにこの語りパートはまだ半分ほどあるので結構長くてビビります。
ぜひご確認ください。
「あまりうまく甘えられないけど♡
お願い♡ いつかちゃんと気付いてほしいの♡」
↑ヘヘンッヒ…
ずっと鳴ってるヴァイオリンのリードが上品かつドリーミーで超いいですよね。
2A語りパートでちょいジャジーなピアノが鳴り出すのって本当に好きで……。
1サビ
「眠れなかったの♡ 昨日の夜♡
貴方のことずっとね♡ 考えてたなんて♡」
2A(語り)
「はあーあ♡ いつの間にか もう朝になっていて♡
貴方の声が聞こえてくる♡ 眠れない夜も夢の中でも♡」
から、
ラスサビ
「目覚めなかったの♡ 貴方のせい♡」
と、最終的にこっちのせいにしてくる、あざと加減がマジで素晴らしかったです。
萌え、とさせていただきます。
キャラソンの歌詞ってこんなハートマークつけてもいいんだ。
令和はあざと可愛い小悪魔中学生が制するらしいね。
ハワイムーヴ - 田所あずさ
作詞:大木貢祐 作曲・編曲:神田ジョン
収録:『Ivory』(2024)
(サブスクあり)
声優の田所あずささんによる楽曲です。
ドラムンベースありがとう。
神田ジョンさんって総ての音楽作れる感じですか?
1A「ハワイみたいに近づいてけ数センチ」、ハワイの土地が毎年、数センチずつ日本に近づいてる(らしい)という研究から来てるフレーズだと思うのですが、「ツワモノ・天才」に近づいていきたい、みたいな感情を「ハワイ」という記号を用いて表現してるのがスゴいな…と思わされました。
というか『ハワイ』って賑やかで楽しくて明るい!みたいなイメージがあるのですが、そういう面じゃなくて「数センチずつ近づいている」の面をフィーチャーして詞が組み立てられていることが衝撃的でした。
サビの頭の方の超いいところで歌われる歌詞が
「来世は調子に乗りたい」「何世紀か眠りたい」
なの、「毎年数センチずつだけ近づけている」から「自分は来世くらいでようやく追いつける」「だから何世紀か後まで意識を失いたい」って形容に持っていってる言語感覚に舌を巻いています。
ドラムンでハワイテーマってすごく明るくなってもおかしくないような気もしますが、歌詞が極めて内省的に展開されていて、それを我が事のようにして歌いこなす田所あずささんが素晴らしかったです。
ラスサビで歌われる、
「そうだね君の夢の噛み跡 その亡骸をただ胸に抱いて」
のグロテスクさがどこか眩しかったです。
アイボリー - 田所あずさ
作詞:大木貢祐 作曲・編曲:神田ジョン
収録:『Ivory』(2024)
(サブスクあり)
声優の田所あずささんによる楽曲です。
歌はじまりの曲って躍動感あるイメージなのですが、曲ド頭から歌われるフレーズが
「秘めたアイボリー 憂鬱はメリーゴーランド
眠れない夜に 星仰いだり羊数えたら
いつかきっとまるくなって馴染めるかな」
なの、極めて内省的でびっくりしています。
1B
「チープなレッテル貼られて
ニーズにフィットした君の
シンプルな夢が売れる
打ったら響く伽藍洞
コンマで返せるリアクション
知ってる花火が上がる」
の皮肉さがすごかったです。
EPのタイトルにもなっている「アイボリー」とは『象牙、象牙色』(黄みの薄い灰色)のことですが、
落ちAメロ
「眠れない夜は
研いでシャープに やりきれない思いを
角が立って尖りきった今の先に光がある」
の解決が印象的でした。
『象牙』というテーマなこともあり、年月を経る、ということを扱った歌詞になっていましたが、簡単に割りきらない、ということを大事にする心持が刺さってくる曲でした。
家弁慶in da house - 田所あずさ
作詞:大木貢祐 作曲:神田ジョン, 大木貢祐 編曲:神田ジョン
収録:『Ivory』(2024)
(サブスクあり)
声優の田所あずささんによる楽曲です。
TDKR AZSAと本気猫RAJA♪
声優の田所あずささんと、家の猫であるラジャさんから見た世界のことが歌われています。
1Bの、
「住みよい23区内 in Tokyo 声のお仕事 歌も推し事
ダンスとラジオにコント(ゲーム実況)」の「oo」押韻、
「どうせわたし…なんて振り返る
英語わかんなくても吹き替える」の「fu_ikaeru」の韻踏みがよかったです。
その後の「涙と笑いの総合職 総合栄養食 ちゃんと食べた?」ってフレーズが好きで、芸能仕事(ハレ)のくだりの後に食事の話を持ってくることで日常(ケ)に戻す手腕がめちゃいいな~と感じました。
全体的に語りっぽいラップとなっていて、「in da house」っぽくなっています。
2B
「テープも録らなきゃなんないし
明日イベント出番だし(so nervous)
眠れないまま夜を明かし 加湿器ばりにステージ沸かし
誰にでもあるやらかし が好きな人もいるらしい」
の「ai」連続押韻めっちゃ好きでいいな~と思いました。
「加湿器ばりにステージ沸かし」の声優さんっぽいリリックがめちゃくちゃに好きでした。
加湿器そういう視点で見たことなかったのもあり衝撃的でした……。
歌詞の仕事と生活を行き来する視点が面白くて、この曲だけでも面白いと思うのですが、EP『Ivory』収録曲が内省的な目線を多く用いていることから、『内』の概念の別角度からの切り取りとしても見れるのかなあと思っています。
「田所あずさ」と「ラジャ」の2視点が同じ軸に置いてあるかのような綴り方もすごく興味深かったです。
終わりだよ~