ねこおきば

なにかをかきます

最近聴いている曲2022年1月の部 その3

おはねこ!

2022年の1月が…終わる!

 

アイディスマイル (feat. 宵崎奏 (楠木ともり), 朝比奈まふゆ (田辺留依), 東雲絵名 (鈴木みのり), 暁山瑞希 (佐藤日向) & MEIKO & 初音ミク) - 25時、ナイトコードで。

作詞・作曲・編曲:とあ

収録:『限りなく灰色へ/アイディスマイル』(2022)

(AppleMusicあり)

スマホゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』内のユニット「25時、ナイトコードで。」による楽曲です。

1Bで薄く8分の刻みが入ったりするとこから、結構クラブミュージックを踏襲しているのかな?と思うところがありますね。ちょっといわゆるKawaii系?

1サビラスト「いたい いたいの どっちだ」

から、あまり間を空けずに2Aが始まるところに刹那的で容赦のないような雰囲気を感じてしまうのですが、そういう所が「25時、ナイトコードで。」っぽい要素となっている気がしています。

『プロジェクトセカイ』の楽曲、人間(肉声)による歌唱とボーカロイドの歌唱が両方存在するものになるのですが、そうした構成になる楽曲に、コーラスワークを入れたり、曲最後でウィスパーボイスを重ねたりするつくり、面白く感じました……!!

あと

1サビ「塞いで曖昧 知らん顔」

2サビ「迷って混在 メランコリー」

押韻がかなり好きです。知らん顔とメランコリーの意味が薄くつながる感覚が……。

 

作詞・作曲・編曲のとあさんは、ボカロPとして「ツギハギスタッカート」を投稿されています。

今回の「アイディスマイル」が3年ぶりの楽曲だったそうです。

 

ジャックポットサッドガール (feat. 宵崎奏 (楠木ともり), 朝比奈まふゆ (田辺留依), 東雲絵名 (鈴木みのり), 暁山瑞希 (佐藤日向) & 初音ミク) - 25時、ナイトコードで。

作詞・作曲・編曲:syudou

収録:『悔やむと書いてミライ/携帯恋話/ジャックポットサッドガール』(2021)

(AppleMusicあり)

スマホゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』内のユニット「25時、ナイトコードで。」による楽曲です。

早めのBPM押韻を交えつつ、強めの言葉を連続していく攻撃的なスタイルが鋭い楽曲です。

2A「正論ばっかじゃちょーつまんない 人生は一種のジョークなんだ」

の踏み方がかなり好きです。

サウンドも暗めなのですが、その中で暁山瑞希さん(CV:佐藤日向さん)が楽しげに歌う声が本当に映える、というかこの楽曲の世界観を広げるとともに「25時、ナイトコードで。」の楽曲である、ということも強めているように感じます。

本当に絶妙なバランスが垣間見える気がします。

お笑い芸人・ミュージシャンとして活躍されている粗品さんとsyudouさんの対談で、本楽曲「ジャックポットサッドガール」はハチ(米津玄師)さんの楽曲「砂の惑星」へのアンサーソングであることが語られています。

natalie.mu

それを踏まえると、

Dメロ

「ねぇ先生あなたバカじゃないの
未だ滾る感情を知らないの
凝り固まってんならお勉強
ここで無垢で無知で無為な賛美を見せつけるわ」

というラインがギラギラとしてカッコいいですね……。

もしかして「ジャックポットサッドガール」に押韻が多いのも、ヒップホップ的なアンサー文化を踏襲するにあたってのことなんですかね……?

 

作詞・作曲・編曲のsyudouさんは、ボカロPとして「ビターチョコデコレーション」「キュートなカノジョ」を投稿されており、

本人の歌唱による楽曲「ギャンブル」(TVアニメ『月が導く異世界道中』OP)があるほか、

Ado「うっせぇわ」を楽曲提供されています。

ギャンブル

ギャンブル

  • syudou
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
うっせぇわ

うっせぇわ

  • Ado
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

低温火傷 - つばきファクトリー

作詞:児玉雨子 作曲:大橋莉子 編曲:近藤圭一

収録:『低温火傷/春恋歌/I Need You ~夜空の観覧車~』(2018)

first bloom』(2018)

低温火傷

低温火傷

www.youtube.com

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ『つばきファクトリー』の楽曲です。

"あなたのことをいつの間にか好きになっていました"という恋愛を『低温火傷』と表現するの、すごすぎる……………………。

1B

「純粋 友人 白い吐息

いつもは塗らないマニキュア

「小さい手だな」握られたら 君は異性になってた」

↑すごい

情報の詰め方もそうなんですが、「いつもは塗らないマニキュア」があって「君は異性になってた」が、そこで急に恋に落ちたわけではなく意識下(このあたりが『低温火傷』と重なる)で好きになってたことが示されてるの本当にすごいんですよね……。

その後の1サビ「時よ止まれ」を置くのが本当にすごくないですか??

低温火傷』をモチーフに置いた恋愛の楽曲で「時よ止まれ」ってワードのいじらしさがヤバい。火傷だからいじらしいで済まないんですが……。

1サビ「おしゃれなんて妙にしてきてたし…」、1Bに「いつもは塗らないマニキュア」があるのも効いて意識下の描き方なんですよね……。

2B

「男の子って身軽なのね 君がすこし憎いよ」

もすごくないですか??憎いまで行く感情なんですよこれ、冬の情念2018(リリース年)…。

や、冬の恋愛ソングで「寒さ」「君の温もりが嬉しい」みたいな方向じゃなくて『火傷』を持ってくるとはどういうことなのか、をめちゃくちゃ突き付けてくるの本当に……………………。

間奏、上でストリングスが鳴るなか、下でアコースティックなギターソロがかき鳴らされるのが対比的であり、詞の主体の心情を表しているようでした。

ラスサビ「おしゃれなんて妙にして↑きてたし」のメロディが本当に心に残る楽曲でした。

 

今夜だけ浮かれたかった - つばきファクトリー

作詞:児玉雨子 作曲:中島卓偉 編曲:炭竃智弘

収録:『デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい/純情cm/今夜だけ浮かれたかった』(2018)

first bloom』(2018)

今夜だけ浮かれたかった

今夜だけ浮かれたかった

  • つばきファクトリー
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

www.youtube.com

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ『つばきファクトリー』の楽曲です。

1A

「勇気だしてつけた香水 火薬の煙に消された

もっと近づきたいけれど 友達がいる夏がきらい」

「夜風は余熱を冷ます 人波は駅へ流れる

そっと触れてほしいけれど 汗ばんでるから夏がきらい」

↑時の経過を描きつつ、その間を通す「きらい」の感情がコントラスト強く出てすごい……。

サビ、ユーロビート調になって『浮かれた』音楽になるのですが、歌詞はタイトルにもある『浮かれ"たかった"』

それまでも打楽器系が陽気だったりするんですが、サビでユーロビート調を取る、というつくりがある種でトニック的なんですけど、詞の主体としては「たかった」になっている構造が浮かび上がってくるのが、しんどめですね……。

Dメロ

「浴衣を着なかった理由(わけ) まぶたを刺す髪の毛

どうしたら輝けるの? 泣きたいわ」

のライン、「浴衣を着ないという選択をする強めの意思」が「まぶたを刺す髪の毛」で折れそうになる、繊細な揺れ動きみたいなのが出ててすごいです……。

Dメロ「気づいてくれなきゃ いや、いや…」

→楽曲ラスト「なんでもないよ さようなら」で終わるの、つらい……。

 

O₂リンク - A応P

作詞・作曲:渡辺翔 編曲:倉内達矢

収録:『A応P the BEST ~From P~』(2021)

O₂リンク

O₂リンク

  • provided courtesy of iTunes

(AppleMusicあり)

「アニメを愛する女の子達が、アニメを勝手に応援するプロジェクト」により誕生したアイドルユニット『A応P』の楽曲です。

1A

「あたり前みたいに そこにいつもあって

吸い込んで吐いて呼吸してた」

「明日の私も まとまんない話も 変わらずに巡る」

みたいな、「アニメを勝手に応援する」と「A応Pの活動」を「O₂(酸素)」と重ねて提示してるのが、本当にすごいと感じています。すごくないですか??

1サビ「絶えず夢中 受け取って 受け取って 生まれたここは消えない」

のメロディの「受け取ってる感」もマジですごいと思います。

メロディラインが歌詞と繋がる楽曲が…好き。

「広げていく・広がっていく」というニュアンスが詞に込められていますが、広がりのあるサウンドは、それをより伝えてきているように感じます。

アイドルユニット『A応P』は2021年3月31日に活動を終了しているのですが、幕引きの楽曲となった「O₂リンク」、とても綺麗な楽曲でした。

(もっと早く聴いておけばよかった……)

(瀬名航さんのプレイリストで知りました)


終わりだよ~

 

1月30日に『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st - Link -』(セカライ)に行ってきました。

生バンド、ありがとうの気持ち……。

や、キャラクターが動いてくれるの嬉しかったし生バンドがやっぱり演奏うまくて良かったですね……。

あんさんぶるスターズ!』のDREAM LIVE(ドリライ)(プロセカのライブみたいに映像でキャラが動いてインストは生バンド演奏のスタイル)は行ったことあったんですけど、やっぱ好きなキャラクターが映像で動いてると…嬉しい!!って感情があるんですよね。

↑一度こういうイベント行った人ならわかると思うんですけど、こういう感覚があって、特に『プロセカ』『あんスタ』は音楽を扱ってるコンテンツだからこそ、映像でキャラクターが動いてるものを『ライブイベント』と認識するために生バンドってギミックがかなり良い感じに作用するんですよね。や、バンドが上手いとそれはそれで音楽的に嬉しいがあるんですが……。

なんの話でしたっけこれ、セカライでしたセカライ。

ワンダーランズ×ショウタイムが曲間MCなしで次曲行くの…解釈一致!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(大声)

テレキャスタービーボーイ→ミラクルペイント、本当にありがとう……。

www.youtube.com

や、でもLeo/needは「ステラ」聴きたかったし、ワンダショは「トンデモワンダーズ」聴きたかったな~~って気持ちはまああるんですよね。

聴きたい曲はもちろん、演出とか生バンドも良かったのでまた行きたいな~~の気持ちです。

今回のイベントとは関係ないんですけど、展示コーナーでセカイシンフォニー(プロセカのオーケストラコンサート)の映像観てたらそっちも気になってきています。

Blu-ray買おうかな……?